【実験】ボンディックでツーポの穴を塞げるか?
どうもー、宇宙一破天荒な眼鏡店オリバーミーチルズのみちるちゃんです。
皆さんメガネしてますか?
長身でイケメンの僕は超意識高い系の眼鏡店員してます。
ずいぶん前になりますが、紫外線で硬化するボンドをAmazonで購入して、メガネのセルフレームの修理に試してみたら意外なほどの効果をもたらしてくれた『ボンディック』
ですが、他に何か使い道は無いかと考えてみました。
ツーポイントのメガネ、いわゆるフチなしのメガネですが、ツーポは加工の時間が他の種類のメガネと比べて時間が掛かりますし、ミスも少なからず起こります。
一番難しい加工と言えます。
レンズをドリルで穴をあけますが、この穴を開ける場所が1mmでもズレるとミスです。というかピッタリ開けないと問題が発生します。
耳側に穴がズレるとネジが入らなかったり、鼻側にズレるとフレームとレンズに隙間が出来るのでグラついたり、上下にズレるとツリ目やタレ目のメガネになってしまったりします。穴の位置や穴の角度を考えて加工するのですが、一発でピッタリ穴を開けれることの方が少ないと思う。一発で開けれたらとても気持ちが良いのですがね。
イヤ、簡単でしょ!と思うかも知れませんが、レンズに穴を開ける時に目安でレンズに印をつけて穴を開けますが、その通りに穴が開きません。内側と外側でレンズのプリズム作用の為見えている像がズレてしまいますので、印の通りにピッタリに開けてもズレてしまうのです。
しかし、穴あけの色んな修正方法があります。方法はここでは書きませんがどこの眼鏡店でも行っています。
僕が昔見た修正する道具で、穴をプラスチックの液体を固めて埋めるという方法がありました。僕はその方法をしたことは有りませんが、メガネ道具のカタログにも掲載されています。
この方法は完全に修正が効かなくなってしまった最後の手段になるのではないでしょうか?
この方法の凄いところは、もう一度ドリルで穴を開けれるってところです。これ以外にそんな方法は知りません。
ふと、思ったんですけど固めるプラスチックってこのボンディックに似ているな・・・と思ったので、今回試してみようと思います。
まあ、僕は今の会社では加工することがないので意味が無いのですが・・・
ここに要らなくなったレンズがあります。これを使用して穴を埋めてみようと思います。
ドリルはメガネ用のドリルとかそんなのじゃないです。ペットの蟻のケースに空気穴を開けるために購入した安物ですが、まあなんとかなるでしょう。
ちなみにドリルも色んな種類があって、手で持って使うハンドドリルとか、ドリルが固定されていて垂直にドリルを下ろしてくれるようなものもあります。その店によって種類が違います。どっちが優れているのかは分かりません。
人によって得意な方が大体ありますが、僕は毎年の様に転勤をしていたので両方使えます。
強いて言えば、垂直に下してくれる方がやりやすかった気がします。
なんとか穴が開きました。
なんかパワーが足りなくてドリルが止まったりしましたけど、三回目でようやく貫通です。充電式ではパワーが少ないのかも知れません。
穴の太さ合ってるのかはちょっとわかりませんが1.4mmっぽい物で穴を開けてみました。
まず、セロテープで表面の穴を塞ぎます。
爪楊枝のような先の細い物を使用して、液体を少しずつ入れていくことにしました。
直接チューブで注入してみたら、どう頑張っても穴よりも大きなしずくになってしまい上手くいきませんでしたので、必ず爪楊枝を使用してください。
もしかすると穴の修正後なら1.6mmの穴が開いている可能性もありますから、その場合は直接注入できる可能性も有りますね。
思ったよりも綺麗に埋まりました。
当然ですが色が違います。レンズには反射防止のコーティングが塗装されているので、色が変わりますが、眼鏡を組み立てる時にネジの頭や、金属ワッシャー、ポリカワッシャーを必ず使いますので、この程度でしたら隠れてしまうので全く分かりません。
爪楊枝で穴の部分を押してみましたが全く動きませんでしたから中々の強度ではないでしょうか?
この固まった部分にドリルで穴を開くことが出来ればこの実験は成功です。
分かりにくいですが、ボンディックとレンズの部分に穴を開けてみました。
実験が成功と言えるのではないでしょうか?
とはいえ、今は加工をしない僕なので出来ることはここまでです。
ネジを入れてみたり、数か月使ってみたりの確認は出来ません。
眼鏡店で使用する場合は自己責任でお願いします。
使うことが有ったら教えて欲しいです。
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大阪出身の現役眼鏡屋店員で、最高峰の眼鏡技術者の証明である『SSS級認定眼鏡士』を目指す為に現在勉強中。
安価な眼鏡店が出てきたことで、眼鏡、補聴器の価値が失われてしまい、その価値を取り戻そうと奮闘の日々を過ごす。この業界の見えない部分を消費者様に深く知ってもらい、そして『正しい物』を購入してもらえるようにしていきたい。
【眼鏡屋としての歩み】
■眼鏡屋に就職
仕事を探していて、たまたま就職できたのが眼鏡屋だったというだけの理由。自身も眼鏡をかけたこともなく、興味があった訳ではない。
南大阪にある某眼鏡補聴器兼業店に勤める。
■日本眼鏡技術専門学校入学
会社の方向性、専門性に疑問を持ち、正しい眼鏡の専門技術や知識を学ぶため、眼鏡学校へ通い認定眼鏡士を目指す。
■テクノエイド協会の認定補聴器技能者育成コース開始
兼業店ではできない専門性の高い検査や正しいフィッティングを身に付け、聴こえに困っている方の力になりたいと思い、認定補聴器技能者を目指す。
■日本眼鏡技術専門学校卒業
卒業試験に合格しS級認定眼鏡士取得。
首席で卒業する。
■認定眼鏡士進級試験合格
翌年に行われた進級試験に合格しSS級認定眼鏡士取得。
■大阪の老舗眼鏡店に転職
日本眼鏡技術専門学校教員が経営する老舗眼鏡屋に転職し修行する。
全国的に問題になっているが、安売り店が老舗眼鏡店を閉店させていく業界の闇を見ることになる。
商売と自分とを見つめ直すきっかけとなった。
■コンセプト系眼鏡店に転職
今までの職人気質の眼鏡店とは全く違う業態の眼鏡店に勤める。
技術や専門性等を求めて来店されるのではなく、ブランドやデザインを求めて来店されるお客様を相手にすることになり、商品の大切さに気付かされた。
■認定補聴器技能者試験合格
4年間の認定補聴器育成コース終了。
認定補聴器技能者最終試験に合格し認定補聴器技能者取得。
■キクチ眼鏡専門学校入学
眼鏡で困っている全ての方の力になる為に、更なるステップアップをする為に名古屋へ転勤することを決意する。
日本で唯一オプトメトリーカリキュラムを導入しているキクチ眼鏡学校のオプトメトリー課程に入学する。JOAオプトメトリストとSSS級認定眼鏡士を目指す。
■横田流フィッティングセミナー開始
理論や理屈を覚えても、それを生かせる技術を持たなくては意味がないと思い、眼鏡の光学性能を最大限に引き出せるように横田流認定フィッターを目指す。
■HOYAキャリアグラススペシャリスト養成講座開始
実際にレンズを製作されているレンズメーカーHOYA(株)の観点から、累進レンズの考え方、検査、調整の方法等を学び、レンズを一番良い状態で使っていただきたいと思い、キャリアグラススペシャリストを目指す。
■HOYAキャリアグラスアドバイザー認定試験合格
キャリアグラスアドバイザー取得。
■日本eスポーツビジョン協会を設立
■HOYAキャリアグラススペシャリスト認定試験合格
キャリアグラススペシャリスト取得。
■色彩検定UC級試験に合格
UCアドバイザーの資格を取得。
■キクチメガネ専門学校オプトメトリー課程卒業
オプトメトリスト試験開始。
レンズメーカーHOYA(株)が主催する講習会。お客様の顔型、ファッション、TPOに合わせてメガネフレームを選ぶコンサルティング販売を学び、パーソナルアイウェアコンサルタント認定を目指す。
■日本スポーツビジョン協会に入会
スポーツビジョンを専門的に学び、様々なスポーツをされる方の可能性を広げていきたいという志のもとに入会。
●℡ :072-3131-5151
●定休日 :毎週木曜
●営業時間:AM10:00~PM19:00






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当店の眼鏡、補聴器の調整や測定法は『技術』『知識』『経験』が必要で、時間が掛かると言う理由もあり、一般店様ではあまり行われない、こだわりの測定法を取り入れているためでございます。
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