【眼鏡】作ってみた。【前半】
じゃあ、今まで紹介した道具を使って、実際に眼鏡を作ってみよう!!
僕はオートレフを持っていないので、度数は1から測定することになるよ。
JBが有れば早く度数が解るだろうけど。
PDを測定してみるよ。
なるほどPDは67だな。なるほどなるほどー。
初めて眼鏡を作るのなら近視なのか遠視なのかを調べて、性質が解ったら、球面度数を求めていくよ。
眼鏡屋さんに置かれてる『オートレフラクトメーター』と言う機械は、パパっとお客様の近視、遠視、乱視、が解って、度数も有る程度分かってしまう優れものです。
この機器が無いと結構時間が掛かってしまうよ。
僕はまだこの機械を持っていないから、個人的には早く欲しいよ。
安売りの量販店なんかは、検査に時間が取れないからこの数値で眼鏡とか作ってる所も多いみたいな話は聞くけど、この機械も正確じゃないからね。機械を覗くって事に対して調節が入るから度数が違って出ることがあるよ。機械近視ってヤツだね。やっぱり人が関わった検査の方が安心だよ。オートレフの数値は目安みたいなもんだよ。
検査を始めるよ。
一般店で使用されるR&G検査をすると眼鏡学校の試験では減点なので注意だよ。
別に使っても良いけど実際は正確じゃないし、二度手間だからね。
最良球面値がわかったら、乱視を測定できるようになるよ。
球面度数が違うと乱視も求められないので注意が必要だよ。
最小錯乱円の場所が大切なんだよ。
と言うか、測定しているときは、
光が今どこで像を結んでいるかを考えながらすると分かりやすいよ。
これで乱視も出せるね。
両眼解放屈折検査もすれば尚良しだよ。
度数が出せたので、フレーム選びだよ。
基本的にフレームを先に探した方が良いとは思うけど、お店のコンセプトが有るからね。
え?
気に入るフレームが無い!?
どうしよ・・・
じゃあ作ろう!
フレームを作る!※普段こんなことしません。
フロントとテンプルはこれでいくよ。
よっしゃ!がんばるでぇ。
スプラッタァァァァー!!
初めにドリルで穴を開けてもらって、糸ノコバラして、中に入れてから糸ノコを組み立てる。
ゴリゴリ削る。
なかなか体力を使う!!うおお。手が悲鳴を上げる。
普段ヤットコとゲームのコントローラーしか握っていなかったからか・・・
今の技術だと糸ノコは使わないんだそーな。
くりぬいた部分は形を整えて鼻のパーツに使うよ。
特殊な薬品で溶かし合ってくっつける。
これで鼻のパーツがくっついたよ。
この薬品はセルフレームが破損したときにも使うよ。
こういった修理も最近は専門の業者さんに出すのが多いね。
これは手の部分だよ。なかなか綺麗に削れたよ。
ヤスリで削ったよ。
フレームに金具をくっつける時はバーナーを使うよ。金具の位置が決まってくっつけたら組み立てれるよ。
バフでフレームを磨いて終了。
本当はまだまだすることがあったのだけれど割愛するよ。
フレームの完成^^
品番はOM-1919
オリバーミーチルズ イクイクにしよう。卑猥だけど。
定価¥50,000ー
にしよう。
フレームを作製されている職人さんがいかに大変か分かったよ。やっぱりすごいね^^
僕は職人って響きがとても好きさ。
最近は機械である程度は出来ると思うけど、ヤスリで形を整えたりとか、金具を付けたりするのも洗練された技術が必要だ。
つづく
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