【道具紹介】手磨機
どうもー、オリバーミーチルズのみちちゃんです。
皆さん眼鏡・・・してますか?
今日も眼鏡の道具を紹介していくよ。
※画像をお借りしてきました。
半年前位にとあるルートから仕入れました。昔お世話になった人です。まあ、くれたんですけど。
壊れたと思って買い替えたら、動いたらしく、置く場所が無いからあげるってことで貰いにいきました。
かなりボロかったので実際使えるのか不明だよ。
写真を撮るのを忘れてしまったので、ネットの画像をお借りします。
これは一体何に使用するのか分かりますか?
これはレンズを削る機械です。
主に面取りとか、加工機で削ったレンズの大きさを微調整したり色々使います。
昔はこれで粗削りしたレンズを、フレームに入るようにしてたんですね^^
眼鏡学校の卒業試験で加工のテストはこれです。
面取りとはなんぞや?
どんな物も角が立っていないでしょう?
レンズも加工機から出したばかりだと、角が立っているんですよ。
ナイロールやツーポイントみたいにレンズが直接触れる眼鏡を持っているなら、レンズの端を触ってみて欲しい。
角が立っていないでしょう?
角が立っているとどうなるか?
まず、危ない!
少しシュッっと動かすと指が切れたりする位に角が立ってる。
もし、角が立っているレンズでこけたりしたら・・・
ああ、恐ろしい。大怪我の元ですよ!!
そして、レンズが欠けにくい。
角が立っていると一つの場所に力が加わってしまうから、レンズが欠けやすかったりするよ。
欠けた場所の事を業界用語じゃ『バリ』とか『ハマ』とか言うよ。
ハマグリみたい。
見えないところにも職人さんの技が光るんだよ。
特にこだわってる眼鏡技術者は、物理的にも美観的にも良い『丸面取り』をするよ。
何が言いたいかって?
面取り見たらその加工者の技量が解るって話さ。
安売り店はしてくれるかな?
安売り店は時間が無いから面取りすらしてないのでは?
以前いた店で調整に来た人の話だが、某安売り店の眼鏡をしていたけど、その眼鏡は面取りがされていなかったよ。加工者がやり忘れたのか、してないのか分からないけど、それでお客様に渡したらダメだと思うよ。
そういった安売り店が今日本で多くなって、昔ながらの職人のお店を閉店に追いやってるなんて、すごい業界だよね。
消費者もその内ちゃんとした眼鏡を買えなくなるよ。
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